メルセデスベンツ E220d (W213) トルコン太郎でATF圧送交換 9速AT (9Gトロニック)
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メルセデスベンツ・EクラスE220d(W213)ATF圧送交換のご依頼です。
近年のステップATは多段化となり、今回のEクラスも例外ではありません。この車のトランスミッションは9速オートマチック(9G-トロニック)。
従来の7G-トロニックプラスはこの9G-トロニックに代わってきています。搭載されてから5年ほどが経過しており、そろそろATF交換の時期になる車も増えてくることと思います。
そんなことを考えていたら、絶妙なタイミングで入庫となりました。
弊社での9GトロニックATF交換は初となりますが、事前に専用ツールの準備も済んでいましたので、すぐに作業に取り掛かれます。
もちろんトルコン太郎を使用して圧送交換です。それでは始めますよ。
リフトアップをして下回りの状況を確認。オイル漏れや滲みは無くコンディションは良好です。

ドレンボルトを外します。
ドレンを外してもオイルは排出されないので、この筒状のツールを使用します。。
ツールを差し込みオイル排出ポジションに切り替え。
比較用瓶に保存します。
オイルパン内部には排出しきれなかった残留オイルがあるため、こぼれないようにゆっくりと下ろします。
左側が新品。ストレーナーや鉄粉吸着用のマグネットは一体となっているため、オイルパンごと交換になります。
油量調整用のオーバーフローパイプとスムージングパイプも同時に交換。
こちらがスムージングパイプ。超音波測定器で油量を計測する際に使用するものです。
こちらがオーバーフローパイプ。4つのポジションがありそれぞれ油路を切り替える部品です。
セット完了。
取り付けボルトは再使用不可のため、すべて新品に交換します。
バルブボディの見える範囲はできる限りキレイに洗浄。

オイルパン取付ボルトはマニュアルに従って4Nmと90度の角度締めです。
今回使用するオイルはモチュールのATFⅥ。正式に適合確認が取れていますので安心です。
抜けたオイルは4.1リットルほど。
メルセデスベンツ専用アタッチメント使用してトルコン太郎と接続完了。
抜けた分のオイルを充填して、圧送交換を始めます。







ぐんぐん内部のオイルが入れ替わり、キレイになってきているのが分かりますか?
新油と同等レベルになりましたね。

交換が完了した後は油量調整です。メルセデスの交換要領書を見ると超音波測定器を使用して…..と案内がありますが、その超音波測定器を使用しない方法を選び、調整を行っていきます。


診断機のプロセスに従って、いくつかの作業を進めていくと、ようやく油量調整モードとなります。
流れ出てくるオイルが滴下状態なれば調整完了です。

今回はSOD1-Plusも添加します。油量調整が終わっていますので添加量分を抜き取って充填。
最後はしっかりとドレンプラグを取り付けて完了です。
続いてご依頼いただいたデフオイル交換。


こちらにもSOD1-Plusを添加します。
エアコンガスリフレッシュ。暑い季節に向けて早めのメンテナンス。
一度すべてのガスを抜き取り、新たに純度の高いガスを規定量ピッタリに充填。なんて凄いことを書いてますが機械が全自動でやってくれるんです。。
すべての作業が終わってからの試運転。交換前と比べてなめらかな変速フィーリング、力強い加速ですこぶる快調です!
もう一度リフトアップをして各部の点検、異常が無いことを確認。アンダーカバーをして完了です。
ご依頼ありがとうございました。
丁寧な整備を心がけておりますので、ひとつひとつの作業にどうしても時間がかかってしまいます。
急いで作業を行えばヒューマンエラーにもつながりますし、ミスを無くすためにもATF圧送交換作業の期間は、3日から1週間程度のお時間をいただいております。
どうぞご協力お願いいたします。
● 車の修理をしたいけど迷っている方
● どこのお店に依頼していいかわからない方
● 初めての問い合わせで迷っている方
経験豊富な整備士が適切なアドバイスをいたします、遠慮なさらずにお問い合わせください。
参考データ・作業内容
メルセデスベンツ Eクラス E220d (W213)
施工時走行距離: 61,000 キロ
<ATF圧送交換一式>
・ATオイルパン交換(ガスケット/ストレーナー一体型)
・スムージングパイプ交換
・オーバーフローパイプ交換
・オイルパン取付ボルト
・ATF(モチュールATFⅥ)20L
・SOD1-Plus添加
・デフオイル交換
・エアコンガスクリーニング
国産車に限らず輸入車でも対応可能な車種は多々ございます。メルセデスベンツ、BMW、ポルシェなど幅広く対応していますので遠慮なさらずにお問い合わせください。
この記事を書いている人
オートプラネット篠塚真介
埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。
ディーラーでは「無交換で大丈夫」と言ってやりたがらないATFやデフオイルの交換の記事、非常に高い関心で拝読いたしました。
9G-TronicのATF交換についてですが、交換したATF量は4.1Lとのこと。
いささか少なすぎる感じがするのですが…?
トルコンにも排出用ドレンがありますので、こちらからの排出は行われたのでしょうか? トルコンからも排出を行えばオイルパンからの排出分も合わせて約10L近くになり、全て交換できるかと思うのですが。
また、ATF交換後にSOD1-PLUSを注入されていますが、これはオーバーフローパイプのモード切替を行えば、ATF注入後、別にSOD1-PLUSを問題なく入れることが出来る…ということでしょうか?
素人考えでは、注入予定のATFにSOD1-PLUSを適量混合してから、注入をする…と思いますが、そこはATFを循環させて交換するトルコン太郎だからでしょうか?
ご多忙と存じますが、宜しくご教授お願い致します。
通りすがりのE220dさま
おっしゃる通りトルクコンバーターのドレンから抜くことができれば排出量は、約10リットルほどになるかと思います。今回サービスホールからドレンを外すことが難しい角度であったため断念した次第です。
また、オーバーフローパイプのポジションは4つありますので、SOD1-Plusの注入は可能です。
>注入予定のATFにSOD1-PLUSを適量混合してから、注入をする…と思いますが、そこはATFを循環させて交換するトルコン太郎だからでしょうか?
はい、トルコン太郎の圧送交換では常にATFが循環しているため、交換作業が終わって油量調整後に添加するのが望ましいと考えます。
ご不明な点がございましたら、遠慮なさらずに連絡をいただければ幸いです。
このATF交換作業の費用を教えて頂きたいです。
宜しくお願いします。
木村さま。ご連絡ありがとうございます。ATF圧送交換費用につきましてはメールにて回答させていただきます。
w205 cクラスワゴン後期乗りです(om654エンジン、9gトロニック)。
まだ少し先(現在4万km)になりますが、記事を拝見し、時期が来たらお願いしたく考えております。
つきまして、ATFとデフオイル交換のお見積もり頂けますと幸いです。
お問い合わせありがとうございます。恐れ入りますが下記のフォームよりお車の情報をご入力いただき送信していただけますでしょうか?どうぞよろしくお願いいたします。
https://www.auto-planet.biz/blog/contact/