
メルセデスベンツS300h(W222)、メーター内にアドブルーの警告表示と走行距離制限、そしてチェックランプが点灯しています。

メーター内には残り62キロという表示とチェックランプが点灯。

XENTRYで診断してみますとアドブルーとNOxセンサーの両方のエラーでチェックランプを点灯させていました。
P13E400:AdBlue®システムの機能障害のため残りの走行距離が制限されています
P2BA9FD:窒素酸化物濃度の排出ガス限界値を超えました(AdBlue®品質が不十分です)
P229F62:NOx センサ 2(シリンダ・バンク 1)に機能障害があります


エンジンルーム内のカバーを取り、ECUを外します。

まずはFLEXと接続。


ECU内のデーターをまるごとバックアップ、これで万が一のことがあっても元に戻すことができます。重要データですので2重、3重の保存体制を整えています。

ECUの種類によって接続するピンの位置がそれぞれ違います、今回のECUはこんな感じです。


作成したアドブルー撤廃とNOxセンサー鈍化プログラムを書き込み。

プログラムとは別に配線処理も必要なため、アドブルーコントロールユニットの位置を確認。

ありました!配線処理をして完了。

ECUを取り付けてエンジン始動。


メーター内のエラーとチェックランプが消えたことを確認して、

診断機でショートテスト。故障コードはありません、あとはテスト走行をして完成です。
殆どが成功し続けて行く中、それでもごくごく稀にエラーが消えないとか、スターターロックが再発動するとか、そんな事が起こるのがゼロではありません。
この一連の作業内容ができるネットワークは今や10社まで広がり、まだ更に広がる可能性を含んでいます。そしてお互いに情報を共有しつつ、時にはトライ&エラーを続けながら全員で前に進んでいます。
現況では完璧に仕上がった技術では無い事や、もしかするとその「ごく稀」な案件に当たってしまう事もあるかも知れません。
不本意ながらご迷惑をおかけしてしまう事だってあると思います。
そんな時こそそのネットワークを駆使し、施工している仲間たちで知恵を絞り出し合って、精一杯対応させて頂きます。
全員が本気で取り組んでいますので、暖かい気持ちで見守っていただければ幸いです。
もちろん、その様な事が起こらない様に、日々学び、日々ステップアップし続けていますので、もし「依頼してみたい」と思って頂けた方は、お問い合わせ下さい。
参考データ・作業内容
メルセデスベンツ Sクラス S300h ブルーテック (W222)
施工時走行距離: 111,000 キロ
<故障対策プログラム>
・AdBlueシステム撤廃プログラムインストール
・NOxセンサー鈍感化プログラムインストール
故障で動かせないときは、引き取りに伺います
ご加入の自動車保険(任意保険)のロードサービスを使って、ご自宅や現地から当店までレッカーで搬送できます。遠方の方もご相談ください。
- ご利用は無料
- 等級に影響なし
- 保険料に影響なし
こんな症状のときに
修理後の納車や、修理期間中のレンタカーも、保険の付帯サービスで使える場合があります。
内容はご加入の保険によって異なります。お手元に保険証券をご用意のうえ、必ず事前にご相談ください。
修理費用によっては、お乗り換えも選択肢です。故障したままの状態でも買取できます。
故障車・不動車の買取査定はこちら
この記事を書いている人

オートプラネット篠塚真介
埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。
コメント Comments
コメント一覧
村田良夫 がコメント
2026年2月14日 12:20 PM
ご無沙汰しております。w212後期てお世話になった岐阜の村田です。前回はアドブルー撤廃作業いただきありがとうございました。
快適に乗っておりましたが、ここのところ停車時の暗電流によるバッテリー上がりに悩んでおります。
何か良い処方ができる様なら教えてください。この故障はたまにしか出ないのが悩みの種です。(1週間以上正常の時と一晩であがってしまう事があり、昨年夏から2度バッテリーを交換、サブバッテリーも交換)
なお、XENTRYの診断機では何もエラーは検出されません。
以上宜しくお願い致します。
村田
オートプラネット篠塚 がコメント
2026年2月16日 3:25 AM
村田様
ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
その後快適にお乗りいただけているとのこと、大変嬉しく思います。
今回の「停車時の暗電流によるバッテリー上がり」ですが時折見られる症状です。
しかも“常時発生しない”という点が一番厄介ですね。
まず確認いただきたいのは、以下のポイントです。
・ドライブレコーダーの駐車監視機能
・後付け電装品(レーダー、TVキャンセラー等)
・社外オーディオやOBD接続機器
・トランクやグローブボックス内の照明の残灯
これらがスリープに入らず、暗電流を引き続けるケースがよくあります。
またバッテリーセンサーの故障も疑わしいかもしれません、正しく充放電制御ができず誤作動を起こすこともあります。
バッテリー本体・サブバッテリーを交換されているとのことですので、次のステップとしてはバッテリーセンサーの点検・交換も検討の価値はあります。
どうぞよろしくお願いいたします。
トラックバックURL
https://www.auto-planet.biz/blog/nox-adblue/s-class-2/trackback/