クラウンATF圧送交換のご依頼
埼玉県草加市からご来店いただきました。クラウン(JZS151)のATF圧送交換です。
走行距離はなんと21万キロ!現状で特に不具合は無くコンディションは良好なお車です。車ってのは大事にメンテナンスをしていればずっと載っていられるんですよね。それを尻目に日本の自動車に関わる税金を見ると残念で仕方ありません。
今はなき、直列6気筒エンジンの鼓動は本当になめらかで、施工前の走行テストでは惚れ惚れするスムースさでした。1JZ・2JZエンジンを搭載している車の流通量も少なくなってきており、良質な個体はさらに探すのが困難です。このエンジンを搭載した車に乗りたい方は、そろそろ最後のチャンスが近づいてきているようにも思います。
来店時の対談ではオーナー様が大事にされているのが、とても伝わって参りました。これからもずっと乗り続けてほしいですね。
それでは作業に移ります。
クラウン(JZS151)のATF排出の様子
まずはATFをドレンボルトから排出。その際に少しだけ比較用に保存しておきます。
クラウン(JZS151)オイルパンの取り外しの様子
ドレンからオイルを排出しても残留している分があるので、こぼれないようにゆっくりと取り外します。
クラウン(JZS151)オイルパン外した様子
グレーの箱の様なものがATFストレーナーです。
クラウン(JZS151)外したオイルパン・ストレーナー
オイルパン、ストレーナーは真っ黒。以前の交換歴は不明ですが、さすが21万キロの汚れですね。
クラウン(JZS151)旧品ATFストレーナー
グレーに見えるのはスラッジや鉄粉等によるものです。
クラウン(JZS151)新品のATFストレーナー
新品はシルバー色しています、どれだけの汚れかは一目瞭然。
クラウン(JZS151)旧品ATFストレーナー内部
ストレーナー内部のメッシュにはかなりの不純物が見て取れます。こんなのが内部の狭い油路に入り込んだりしたらと思うと、ATF交換の重要性がわかりますよね。
クラウン(JZS151)新品ストレーナー内部
あたりまえですが新品は気持ちがいいものです。
クラウン(JZS151)バルブボディ洗浄の様子
バルブボディ下側や手の届く範囲は、できる限り汚れを洗い流してストレーナーを取り付けます。
クラウン(JZS151)ATオイルパン底部
3つあるマグネットには、こんもりと鉄粉が吸着されています。
クラウン(JZS151)ATオイルパンの汚れ具合
オイルではないドロッとしたものがたくさん滞留。良くないものは全て取り除きます。
クラウン(JZS151)液体ガスケット除去
液体ガスケットのシーリングは、意外と骨が折れる作業なんです…
クラウン(JZS151)
地道な作業をつづけキレイに除去完了。
クラウン(JZS151)ATオイルパン清掃完了
マグネットは定位置へセット、液体ガスケットを塗布。この液体ガスケットの量の加減が意外と難しいんです。少なすぎても多すぎてもダメ。適量を塗布しないと後々トラブルにもなります。
クラウン(JZS151)ATオイルパン取付完了
取り付け完了。液体ガスケットが乾燥するまで少し待機。
クラウン(JZS151)ドレンボルトガスケット
必ずドレンボルトガスケットは新品に交換。
クラウン(JZS151)レベルゲージOリング
レベルゲージのOリングも交換。
クラウン(JZS151)とトルコン太郎の接続
トルコン太郎をクラウンと接続。
クラウン(JZS151)抜けた分のATFを充填
抜けた分のATFを充填します。
クラウン(JZS151)トルコン太郎でATF圧送交換
それではトルコン太郎でATF圧送交換を始めます。
クラウン(JZS151)ATF圧送交換
交換の様子をわかりやくすするため、5リットルづつ交換をしてきます。

クラウン(JZS151)ATF圧送交換の途中
1回目が終わりましたが、キレイになっていませんので続いて交換を進めます。
JZS151クラウンATF圧送交換2回目
圧送交換の流れは一定量の交換後に自動的に10分間のクリーニングが始まります。
クリーニングが終わり、そしてまた圧送交換をします。
これを繰り返しながら出来るだけ新油に近い状態になるように持っていきます。

クラウンJZS151トルコン太郎でATF交換終了
ここまで色味がキレイになれば十分です。
クラウンJZS151ATFの油量確認
走行テスト後に油量をチェック。HOTの一番上でピッタリと合わせています。
クラウンJZS151マキシスによる診断結果
最後に診断機にて車両状態をチェック。エラーはありません!
テスト走行ではスムーズな加速、なめらかな変速で終始安定した走りが確認できましたので、これで作業完了です。

オートプラネットでは丁寧な整備を心がけておりますので、ひとつひとつの作業に時間がかかっています。急いで作業を行えばヒューマンエラーということも起こりえます。

ミスを無くすためにもATF圧送交換作業の期間は、3日から1週間程度のお時間をいただいております。

どうぞご協力お願いいたします。
ご入庫ありがとうございました。

● 車の修理をしたいけど迷っている方
● どこのお店に依頼していいかわからない方
● 初めての問い合わせで迷っている方

経験豊富な整備士が適切なアドバイスをいたします、遠慮なさらずにお問い合わせください。

参考データ・作業内容

トヨタ クラウン (JZS151)
施工時走行距離: 210,700km

<ATF圧送交換一式>

・ATFストレーナー交換
・ドレンボルトガスケット交換
・オイルレベルゲージOリング交換
・ATF 20L

■ 今回のご請求額は、77,100 円(税込)となっております。

※同じ内容の整備や故障修理でも、お車のコンディションや部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はお控え下さい。
<文章/篠塚真介>
<作業・撮影/松永和也>

国産車に限らず輸入車でも対応可能な車種は多々ございます。メルセデスベンツ、BMW、ポルシェなど幅広く対応していますので遠慮なさらずにお問い合わせください。

この記事を書いている人

オートプラネット篠塚真介

オートプラネット篠塚真介

埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。

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