
ポルシェカイエン(92A)。東京都渋谷区のお客様より、トルコン太郎でのATF圧送交換のご依頼です。

事前診断でショートテスト。するとビックリするくらいのフォルト。こんなに多いのは僕も見たことがありません。ズラズラずらーっと、下まで続いていました。

オイルパンにアクセスしやすいようにアンダーカバーを取り外します。

ドレンボルトを外してATFを排出。

あとで比較できるように少し保存しておきます。

内部には残留しているオイルが残っていますので、こぼさないように慎重にオイルパンを外します。

黒い箱のようなものがATストレーナー。


フィルター内部にはかなりの汚れが付着しています。

やっぱり新品は気持ちがいいですね!

マグネットには大量の鉄粉が吸着されています。わかりますか?

鉄粉とオイルでベトベトです。


汚れはすべて取り除き、ほぼ新品のように蘇りました。

オイルパン本体も丁寧に洗浄。

そしてガスケットを新品に交換して元通りに組み付け。

オイルパンの下側。性能に影響はありませんが見た目もよくなりますので、いつもせっせと磨いております。

カイエンとトルコン太郎を専用アタッチメントで接続。

今回使用するのはワコーズのセーフティースペック。低価格ですが性能は申し分ありません。

抜けたのは約5リットル。総油量は10リットルですので、この時点で50%は新油に入れ替わることになります。

抜けた分の5リットルを充填して圧送交換を始めます。





1回目が終了しましたが、汚れは残っています。このまま圧送交換を続けます。

圧送交換の流れは一定量の交換後、自動的に10分間のクリーニングが始まります。
クリーニングが終わり、そしてまた圧送交換をします。これを繰り返しながら出来るだけ新油に近い状態になるように持っていきます。





圧送交換が終了したばかりだと、新油が全体に行きわたってないこともあり、まだ汚れているように見えることがありますが、
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ここまでになれば適切な範囲内です!

あらかじめSOD1の添加量を計算して圧送交換をしましたので、SOD1-Plusを充填してもあふれることはありません。添加後、油量調整を行います。

モニターで油温を管理。調整温度になるまで気長に待ちます…

オーバーフロープラグを外して、流れ出てくるフルードが糸状になれば完了です。

最後にもう一度、リフトアップ。取り外した部品やオイル漏れ等の最終チェックです。


診断機でのショートテストの結果、エンジンやトランスミッション等には異常はありませんでしたが、エアコンのポテンショメータに不具合を確認。
オートプラネットでは丁寧な整備を心がけておりますので、ひとつひとつの作業に時間がかかっています。急いで作業を行えばヒューマンエラーということも起こりえます。
ミスを無くすためにもATF圧送交換作業の期間は、3日から1週間程度のお時間をいただいております。
● 車の修理をしたいけど迷っている方
● どこのお店に依頼していいかわからない方
● 初めての問い合わせで迷っている方
参考データ・作業内容
ポルシェ カイエン (92A)
施工時走行距離: 69400キロ
<ATF圧送交換一式>
・ATオイルパンガスケット交換
・ATストレーナー交換
・オーバーフロープラグ交換
・オイルクーラーOリング交換
・ATF (ワコーズセーフティースペック) 20L
・SOD1-Plus
この記事を書いている人

オートプラネット篠塚真介
埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。
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