ポルシェカイエン、トルコン太郎で圧送交換の作業事例です。

現在の走行距離は47000キロ。まだまだ少ないように思いますが、実際にフルードを抜いてみるとかなり汚れている状態でした。
トラブル予防のためにも早めの交換が必要ですね。

使用されているトランスミッション(8AT)はトヨタグループ自動車部品メーカーのアイシン製です。大型SUVなどに搭載されており、フォルクスワーゲンにも採用されています。たしかトゥアレグだったと思います。余談はこの辺にしておきます。

事前に走行テストを終え、フィーリング、変色ショックも無く問題が無いことを確認。それでは作業に入ります。

車幅が大きく重量もありますのでリフトアップはいつもより慎重になります。

作業しやすようにアンダーカバーを外してATオイルパンにアクセスします。

ドレンボルトを緩めフルードの抜き取り。

オーバーフローチューブも外してできるだけ排出します。

オイルパン取り付けボルトを緩めオイルパンを外しますが、残留しているフルードをこぼさないように作業を進めます。

オイルパンが外れました、黒くて四角いのがストレーナーです。

ストレーナーは数本のボルトで止まっているだけです。

新、旧の比較。

旧フィルター、内部の汚れがわかります。

やっぱり新品は気持ちがいいですね

Oリングは新品に交換。

オイルパンには鉄粉吸着用のマグネットが鎮座。見るからに大量の鉄粉が見受けられます。

かなりの量です!

ウエスについた汚れがこんなに真っ黒。

4つともキレイに洗浄します。

オイルパンガスケットは新品に。

キレイになったマグネットは元の位置へセット。

ストレーナーも取り付けて、

オイルパンを組み付け規定トルクで締め付けます。

それでは車両とトルコン太郎を接続。カイエンは専用のアタッチメントを使用することで圧送交換が可能になります。

使用するフルードはモチュールのATFⅥ。8速用高性能フルード、メルセデスやBMWにも使用可能です。

約4,7リットル抜けました。

抜けた分のフルードを充填して圧送交換を始めます。

1回目の圧送交換が終了。まだ汚れていますので再度交換をします。

圧送交換スタート。

3回目の圧送交換完了後の状態です。かなりキレイになり、ここまでなれば十分です。

油量調整作業。規定温度になるまで待ちます。

規定温度に到達したらオーバーフロープラグを緩め滴下状態になったら完了です。

オーバーフロープラグは新品に交換します。

トルコン太郎の接続ホースを解除する際に、抜け出てくるフルードを回収してみました。真ん中の瓶がホースからでたフルードです。

どうでしょうか?ほとんど新油と変わらないレベルです。

作業は一通り終わりましたので、走行テストを行いフィーリングなども正常で問題はありません。

再度リフトアップをしてオイル漏れや増し締め等の再チェックをします。

アンダーカバーを取り付けて完成です。

最終チェックとして診断機をつないでフォルトが入ってないかチェック。キレイにオールクリア、フォルトは一つもありません!すべての作業が完了し完成です。

参考データ・作業内容

ポルシェ カイエン (92AM5502)
走行距離: 47,000km

<ATF圧送交換一式>
・ATオイルパンガスケット交換
・ATストレーナー交換
・ATストレーナーOリング交換
・オーバーフロープラグ交換
・ATF (モチュール ATFⅥ) 20L

■ 今回の整備金額は、124,600 円(税込)となっております。

国産車に限らず輸入車でも対応可能な車種は多々ございます。メルセデスベンツ、BMW、ポルシェなど幅広く対応していますので遠慮なさらずにお問い合わせください。

※同じ内容の整備や故障修理でも、お車のコンディションや部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はお控え下さい。


<文章/篠塚真介>
<作業・撮影/篠塚真介>

この記事を書いている人

オートプラネット篠塚真介

オートプラネット篠塚真介

埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。

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