
ネオクラシックカー、メルセデスベンツ230E。
製造されてから今年で37年の時が刻まれたW123。

リフトアップをして下回りの確認してみます。40年近い時が流れているのに、目立った錆などは見当たらずコンディションは申し分ありません。


少しオイル滲みが見受けられますが、後ほどガスケットは新品に交換しますので大丈夫です。

ドレンボルトを取りはずしてオイルの排出。流れ出てくるオイルは、かなりキレイな色をしていますね。現在の走行距離は11万キロを超えたあたりですが、定期的なメンテナンスをされていた事が伺えます。

圧送交換時に比較できるよう、少し保存しておきます。

ドレンボルトガスケットは新品に交換。


トルクコンバーターにもドレンがありましたので、こちらからも排出。
国産車ではこのようにドレンがあるのを見たことがありませんが、メルセデスでは長く乗るための考え方なのでしょうか?

こちらのガスケットも新品に。


オイルパンの取り外しができました。バルブボディやストレーナーも随分とキレイな状態。正直もう少し汚れはあるものだと思っていましたが、良い意味で予想外でした。

バルブボディの見える範囲になりますが、できる限り汚れを洗い流します。

ストレーナー、こうして見ても鉄粉などの不純物はほとんどありません。

新、旧の比較。

オイルパンの汚れも、今までの中で一番きれいかもしれません。

オイルのにじみがあったガスケットは新品に交換。

ストレーナーの取付。

取付ボルトも新品に交換して、

元通り組付けます。

数種類ある中のアタッチメントを使用してトルコン太郎と接続。

今回使用するのはペトロナスMV3。ペトロナスはマレーシアの国営企業で石油元売りでもあり、厳格な管理下で製造されるオイルはオールドベンツにぴったりです。

今回抜けたオイルは4.8リットル。

抜けた分のオイルを充填して圧送交換を始めます。





すでに新油と変わらないほどキレイになっていますが、せっかくですので内部のフルードの入れ替えの意味も含めて交換を続けます。

圧送交換の流れは一定量の交換後、自動的に10分間のクリーニングが始まります。
クリーニングが終わり、そしてまた圧送交換をします。これを繰り返しながら出来るだけ新油に近い状態になるように持っていきます。






左が新油、真ん中が交換前のオイル、右が現在AT内を循環しているオイルです。


今回はSOD1-Plusも添加。レベルゲージからゆっくりと注入します。

油量をピッタリと合わせて完了です。

もう一度リフトアップをして各部の点検して完成です。

シートや内装パーツに経年劣化による使用感は無いですし、


ガラスモールもご覧の通り!


ホイルやカバーもオリジナルのままです。
オートプラネットでは丁寧な整備を心がけておりますので、ひとつひとつの作業に時間がかかっています。急いで作業を行えばヒューマンエラーということも起こりえます。
ミスを無くすためにもATF圧送交換作業の期間は、3日から1週間程度のお時間をいただいております。
● 車の修理をしたいけど迷っている方
● どこのお店に依頼していいかわからない方
● 初めての問い合わせで迷っている方
参考データ・作業内容
メルセデスベンツ 230E (W123)
施工時走行距離: 110,000 キロ
<ATF圧送交換一式>
・ATFストレーナー交換
・オイルパンガスケット交換
・ドレンボルトガスケット交換
・コンバータドレンガスケット交換
・ATF (ペトロナス ATF MV3) 20L
・SOD1-Plus
この記事を書いている人

オートプラネット篠塚真介
埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。
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