
埼玉県草加市のお客様より、メルセデスベンツ(W204)のATF圧送交換のご依頼をいただきました。
現在の走行距離は42000キロで、気になるところはありませんがATF交換をしたいということで入庫となりました。

診断機で現在の車両状態をチェックするため安定化電源を接続します。

メルセデスベンツ純正診断機XENTRYでショートテストを実施します。結果は良好でフォルトはありません。それでは作業に移ります。







ATストレーナー、新、旧の比較です。付いていたものはグレー色になりかなり汚れているのがわかります。



バルブボディ下側はパーツクリーナーで洗浄して新品ストレーナーを取り付けます。

取り外した状態のオイルパン。さきほど打ち抜いたオーバーフローパイプが転がっています。

マグネットには大量の鉄粉が吸着しています。

マグネットに付いている鉄粉をすべて除去して定位置にセット。

キレイに洗浄して新品にように蘇りました。オーバーフローパイプとガスケットを新品に交換して元に戻します。

次はATコンバーターからもフルードを抜き取ります。クランクを回しながらサービスホールにドレンボルトを合わせます。

ハウジング内にフルードが流出しないように工具を使用して排出の手助けをしている様子です。

抜けきりましたのでドレンボルトを新品に交換して締め付けます。

圧送交換をするためトルコン太郎をベンツに接続。ベンツは専用のSSTが必要になります。

使用するフルードはモチュールATFⅥです。7速、8速オートマには最適なフルード。

合計で約6.5リットルぬけました、総油量が9リットルですので、この時点で約7割ちょっとは入れ替わることになります。

抜けた分のフルードを充填して圧送交換を開始します。





一定量の圧送交換後に自動的に10分間のクリーニングが始まります。クリーニングが終わり、そしてまた圧送交換をします。これを繰り返しながら出来るだけ新油に近い状態に持って行きます。





もともと充填されていたフルード色は濃いグリーンですので、一概に比較するのは難しいですが、新油にかなり近づきました。

油量調整は温度を確認しながら行います。

規定温度に到達したらオーバーフロープラグを緩めて、流れ出てくるフルードが滴下状態になったら調整は完了です。

ガスケットは新品に交換して締付。これでトルコン太郎を使用した圧送交換作業は終わりになります。

走行テストを済ませてから車両診断機でもう一度ショートテストを実施します。今回作業を行ったトランシミッションコントロールユニットにもフォルトは入っておりません。オートプラネットでは納車時にこのような診断結果をお渡ししています。
● 車の修理をしたいけど迷っている方
● どこのお店に依頼していいかわからない方
● 初めての問い合わせで迷っている方
参考データ・作業内容
メルセデスベンツ Cクラス(W204)
施工時走行距離: 41,500km
<ATF圧送交換一式>
・ATオイルパンガスケット交換
・ATFストレーナー交換
・オーバーフロープラグ交換
・ATオイルパン固定ボルト交換
・オイルドレンプラグシールリング交換
・トルクコンバータードレンボルト交換
・ATF(モチュールATFⅥ純正)20L
・フロントブレーキディスクローター左右交換
・フロントブレーキディスクバッド左右交換
・フロントブレーキディスクセンサー交換
この記事を書いている人

オートプラネット篠塚真介
埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。
コメント Comments
コメント一覧
青戸克樹 がコメント
2026年9月12日 10:50 AM
お世話になっております。
メルセデスベンツ 2015年式 C200 (S205) 7速AT 走行52000kmのATFの交換のお見積もりをお願い致します。
お手数ではございますが、よろしくお願い致します。
オートプラネット篠塚 がコメント
2026年9月19日 2:25 AM
青戸さま、お問い合わせありがとうございます。恐れ入りますが下記のフォームよりお車の情報を入力いただき送信していただけますでしょうか?後ほど担当よりご連絡を差し上げます。
https://www.auto-planet.biz/blog/contact/
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