フォルクスワーゲンゴルフトゥーランDSGフルード圧送交換です。
走行距離は98000キロ。湿式6速DSG搭載車両。現在の症状が2速、3速、4速等のシフトアップ時にジャダー(振動)が出ています。強めの加速をするときに、かなりの頻度で発生するとのことです。実際に試乗してみると、お客様の申告通りの症状が確認できました。
このような症状の場合DSGフルードを交換しても改善することは、おそらく難しいという判断に至りましたが、お客様の強い希望で入庫となりました。
聞けばこの車に愛着があり、どうしても乗り続けたいという事。それならばできることは、してあげたいという気持ちにもなります。DCTクラッチのキャリブレーションも含めて作業を進めてまいります。
ATF圧送交換ができるトルコン太郎について解説したページです。
(弊社運営の別サイトページ)
トルコン太郎について
診断機でシステムのチェック。フォルトは記録されていませんでした。
下回りの様子です、オイル漏れは無くコンディションは良好です。
ドレンボルトを外してフルードの排出。
比較用に古いフルードを少し採取。
オーバーフローフラグをはずして、さらに抜き取ります!
この車には外部式のDSGフィルターがありますのでこちらを交換。

カートリッジ式フィルターです。汚れがビッシリと詰まっていてヨレヨレです…
Oリングを新品に交換して元に戻します。
フォルクスワーゲン専用アタッチメントを使用してトルコン太郎と接続。
使用するDSGフルードはモチュールのマルチDCTF。
抜けたのは約4リットル。
抜けた分のフルードを充填して圧送交換を始めます。

圧送交換の流れは一定量の交換後、自動的に10分間のクリーニングが始まります。
クリーニングが終わり、そしてまた圧送交換をします。これを繰り返しながら出来るだけ新油に近い状態になるように持っていきます。

どうですか?ほぼ新油と変わらないレベルまでキレイにすることができました。ここまで来れば十分ですね!
診断機で油量調整モードに入ります。
流れ出てくるフルードが糸状になれば完了。
そして最後にDSGクラッチのキャリブレーション(調整)です。写真を撮り忘れてしまいましたので違う車種の写真で説明しますが、流れはほとんど一緒になります。

診断機の指示に従い作業を進めてキャリブレーションの完了です。
結論から申し上げますと、気になるジャダーの方は完全には消えることは無かったですが、症状はかなり良くなりました。お客様の方もしばらく様子を見ながら、メカトロニクスやクラッチ交換も視野にいれて、今後の修理を見定めていきたいという事です。

一昔前は「ATFは無交換」と言われていた時期もあり、交換に対する抵抗があるかもしれません。

でもエンジンオイルは定期的に交換されますよね?

ATFも同じオイルですから、車を使用することで劣化もしていきますし、汚れた古いオイルのままだと性能が低下してトラブル発生の原因にもなるため、定期的に交換する必要があるんです。

早めのメンテナンスで愛車をいたわってあげましょう!
ご依頼ありがとうございました。
丁寧な整備を心がけておりますので、ひとつひとつの作業にどうしても時間がかかってしまいます。

急いで作業を行えばヒューマンエラーにもつながりますし、ミスを無くすためにもATF圧送交換作業の期間は、3日から1週間程度のお時間をいただいております。

どうぞご協力お願いいたします。

● 初めての問い合わせで不安な方
● 車の修理をしたいけど迷っている方
● どこのお店に依頼していいかわからない方

経験豊富な整備士が適切なアドバイスをいたします、遠慮なさらずにお問い合わせください。

参考データ・作業内容

フォルクスワーゲン トゥーラン
施工時走行距離: 98,000 キロ

<DSGフルード圧送交換一式>

・DSGフィルター交換
・ドレンボルトガスケット交換
・DSGフルード (モチュール マルチDCTF) 20L
・DSGクラッチキャリブレーション(調整)

国産車に限らず輸入車でも対応可能な車種は多々ございます。メルセデスベンツ、BMW、ポルシェなど幅広く対応していますので遠慮なさらずにお問い合わせください。