今回のお車はデリカバン。
神奈川県横浜市のお客様よりATF圧送交換のご依頼をいただきました。

T社のMさまからは以前にもメルセデスメンツE63AMGの圧送交換のご依頼もいただき、今回で2台目となります、いつもありがとうございます。

それでは作業にはいります。

デリカバン (SEK6VM) トルコン太郎

結構な長さになりますので、前後の位置を合わせながら慎重にリフトアップ。

なんと、オイルパンにドレンが無い!?ちょっと困りました。このままオイルパンを外せばどのようになるか容易に想像がつきます。ここは少し思考を巡らせて…

トルコン太郎でATFを吸い取ります。

レベルゲージからでも良かったのですが、イメージがつかみやすいようにレベルゲージのパイプを取り外し、その穴からチューブを差し込み、できる限り抜き取ります。

かなり抜いたつもりでも、実際はこんなに残っていました!

バルブボディー下側です、赤茶色に劣化したATFが確認できます。

外したオイルパン底部にもこんなに!

抜いたフルードはこんな色味をしていて、かなり粘度が高くドロっとしたATFです。

ストレーナーには長年蓄積された不純物や異物が見てとれます。

ストレーナーの単体供給がなく、あちこち海外も含め調べましたが、どうやらこちらのストレーナーは無いようです。仕方ありません、ここは徹底的にキレイに洗浄して再使用します。

向こう側が見えるくらいキレイなりました!

バルブボディの見える部分も出来るかぎり洗浄して、

ストレーナーを元通りに組み付けます。

オイルパン底部にあるマグネット。かなりの量の鉄粉が吸着しています。

こんなにべっとりと。

ピカピカになったオイルパンにマグネットをセット。

オイルパン固定ボルトは再使用禁止のため、新品に交換します。全部で19個。

元通りに組み付けます。

トルコン太郎をATクーラーラインホースに接続します。

抜けた量は約3.5リットル。

トルコン太郎の接続ホースの量も考えて1リットルほど多めに充填します。

それでは圧送交換の開始です。


うーん、14万キロの汚れは1回ではキレイになりません。

続けて圧送交換をします。

写真では見えづらいかもしれませんが、だんだんキレイな色になってきています。さらに交換をしていきます。

ここまでで約20リットル使用しました、十分キレイな色になりましたのでここで終了です。

最初のドロッとしたフルードに比べると、見違えるようです。

油量調整をして完成。

テスト走行後に外部診断機でエラーがないかチェック。問題ありません。

今回のお車はドレンボルトが無くビックリしましたがこんなことがあるんだと勉強になりました。

納車後Mさまから、うれしいコメントをいただきました。

———-
クリーピング現象から全く違う感じです。
また、つながりも最高です。
車速とATがマッチしております。
以前は回転数ばかり上がっていく感じでした。
交換して大正解でした。
燃費も良くなりそうです。
みなさまにお勧めします
やはりATF交換は最高です。
———-

僕たち整備士にとっては嬉しいお言葉ですし、今後の成長や励みにもつながる貴重なものです。ありがとうございます。

参考データ・作業内容

デリカバン (SKE6VM)
走行距離: 142,000km

ATF圧送交換一式

・ATオイルパンガスケット交換
・ATFストレーナー再使用のため洗浄
・ATFレベルゲージOリング交換
・ATF

■ 今回のご請求額は、82,800 円(税込)となっております。

ご依頼ありがとうございました。
国産車に限らず輸入車でも対応可能な車種は多々ございます。メルセデスベンツ、BMW、ポルシェなど幅広く対応していますので遠慮なさらずにお問い合わせください。

※同じ内容の整備や故障修理でも、お車のコンディションや部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はお控え下さい。


<文章/篠塚真介>
<作業・撮影/篠塚真介>

この記事を書いている人

オートプラネット篠塚真介

オートプラネット篠塚真介

埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。

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