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【郵送対応】三菱ふそう キャンター|アドブルー警告・DTC 6EF1FF|愛知県よりECU単体のご依頼 EA0B02 210D12

キャンター AdBlue警告 ECU郵送対応

愛知県の整備業者様よりご依頼をいただきました。今回は車両の入庫ではなく、ECU(エンジンコンピューター)を取り外して郵送していただく形での修理対応です。
遠方で車両の持ち込みが難しい場合や、リフトが埋まっていて動かせない業者様向けに、ECU郵送でのプログラム書き換えも承っております。
  • 車種:三菱FUSOキャンター(FEB90)
  • 年式:H26年11月
  • 走行距離:200,000km
  • 症状:AdBlueの警告表示
  • 対応方法:ECU郵送対応

診断結果:検出されたDTC

診断情報として、以下の故障コードが確認されていました。AdBlue警告といっても、その背景にある原因は車両ごとに異なります。まずはコード内容をしっかり読み取り、状況を整理するところから始めます。

【検出されたDTC故障コード】

  • 6EF1FF (520558-31):システム・インフォメーション 6
  • EA0B02 (3050-2):システム・インフォメーション(エンジンの再始動は許可されていない)
  • 210D12 (3361-18):NOxセンサの排出ガス値(未加工データ)が高すぎます

故障コードの読取 6EF1FF EA0B02 210D12
故障コードの読取内容(現在故障・過去故障)

特に注意が必要なのがEA0B02のコードです。これは「エンジンの再始動は許可されていない」という警告で、このまま放置すると次回エンジン始動ができなくなる可能性があります。運送業や建設業で使われるキャンターにとって、現場で突然エンジンがかからなくなるのは致命的です。

ECU郵送による対応の流れ

今回は車両持ち込みではなく、ECUを取り外して郵送いただき、ベンチ環境で状態確認を行った上で対応しました。遠方の方や同業者様からのご依頼でも、ECU郵送なら現場を止めずに進められるのがメリットです。

ECUベンチ作業の全体風景
ECU郵送対応:ベンチ環境での作業風景

車両から取り外したECUを、専用のベンチ環境に接続。車両に搭載されたままでは確認できない詳細なデータまで読み取ることができます。

作業内容:ECUプログラム調整

ECU側の状態を確認し、車両の状況に合わせたECUプログラム調整を実施しました。作業は慎重に、バックアップ取得と書き込み状況を確認しながら進めていきます。

ECUバックアップ読み取り画面
作業前のデータ確認とバックアップ取得

まずは現在のECUデータを完全にバックアップします。万が一のトラブルに備え、元の状態に戻せるようにしておくのは基本中の基本です。

SAVE ECU FILE 画面 バックアップ保存
データ保存(バックアップ取得完了)

バックアップが完了したら、次は書き込み作業に入ります。AdBlue制御プログラムの調整を行い、警告が出ないように設定を変更していきます。

ECU書き込み作業 Writing in flash 画面
書き込み作業中の画面(Writing in flash)

書き込み中は絶対に電源を切らないよう注意が必要です。途中で中断すると、ECUが壊れてしまう可能性があります。

ECU書き込み SUCCESS 画面
書き込み完了(SUCCESS表示)

「SUCCESS」の表示が出れば、書き込み作業は無事完了です。ただし、ここで終わりではありません。

データ編集画面(確認作業)
データ確認作業の様子

書き込み後は、データが正しく反映されているか最終確認を行います。この確認作業を怠ると、車両に戻した後に不具合が出る可能性があるため、丁寧にチェックしていきます。

作業後の結果

作業後、ご依頼元様にて車両に組み戻していただき、確認を行っていただきました。結果はチェックランプ消灯、AdBlue警告表示も消灯とのことでした。
※遠隔対応の場合、車両側での最終確認(表示・再発有無)はご依頼元様での確認となります。作業後の組み付けや動作確認については、お客様側でお願いしております。

ECU郵送対応のメリット

遠方のお客様や同業者様からのご相談では、車両の移動が難しいケースも多いと思います。特にトラックの場合、積荷を下ろしたり、陸送手配をするだけでも大変です。
当店ではECUを取り外して郵送していただくことで、状況確認と対応が可能です。ご相談時は以下の情報があるとスムーズに進められます。
  • 症状表示(メーターに何が出ているか)
  • DTC(故障コード)
  • 車種情報(型式・年式・走行距離)
郵送対応なら、車両を動かさずに修理が進められるため、現場の稼働を止めずに済むのが最大のメリットです。

AdBlue警告は放置しないでください

三菱FUSOキャンター(FEB90)のAdBlue警告を、ECU郵送対応で解決しました。

同様の症状でお困りの方は、エンジン始動不可のカウントが進んでしまう前に、お早めにご相談ください。


ご依頼ありがとうございました。

今回の作業は、部品の調達に時間がかかったり、チェックランプ点灯の裏に隠された重大エラーの可能性も踏まえた対応となります。ご理解いただければ幸いです。

メルセデスベンツ以外でも、BMWやフォルクスワーゲンなど輸入車のAdBlue・NOxトラブルにも対応可能な場合がありますので、お困りでしたらお問い合わせお待ちしております。

丁寧な整備を心がけておりますので、ひとつひとつの作業にどうしても時間がかかってしまいます。急いで作業を行えばヒューマンエラーにもつながりますし、ミスを無くすためにも1~2週間程度のお時間をいただいております。どうぞご協力お願いいたします。

● 初めての問い合わせで不安な方
● 車の修理をしたいけど迷っている方
● どこのお店に依頼していいかわからない方

経験豊富な整備士が適切なアドバイスをいたします。遠慮なさらずにお問い合わせください。

重要な補足説明

毎回お伝えしていますが、この作業は「修理」とは言えないと考えています。

NOx・AdBlueの部品は、どちらも高額なうえに欠品していることが多く、「直したくても直せない」状態でお困りの方を数多くお見受けします。そこで、プログラムを少し“調整”したり、部品が入荷するまで動かせないお車に限って、一部の機能だけを一時的に“撤廃”したりして、お車を使えるようにするのがこの作業です。

エンジンチェックランプが点いている原因がわかっていても、NOxやAdBlueの警告で点灯し続けている状態では、まったく別の重大なトラブルが起きても、ドライバーさんは気づくことができません。

そこで、過敏に反応する設定になっている“閾値(いきち)”に少しだけ幅を持たせ、チェックランプの点灯を一時的に抑えます。本当に重大なトラブルが起きたときに早く気づけるよう、チェックランプ本来の「お知らせ」の役割を取り戻すための作業です。

部品が欠品・納期未定で車が動かせない(スターターロックが作動してエンジンがかからない)ときなどに、部品が届くまでの一時的な緊急対策として行うものです。部品が入荷したら、元のプログラムに戻して部品を交換することをおすすめしています。ご依頼の際は、この点をご理解ください。

この技術は、まだ発展途上です

ほとんどのお車で成功していますが、ごくまれに、エラーが消えない、スターターロックが再び作動するといったことが起こる可能性は、ゼロではありません。

この作業ができるネットワークは、今では10社まで広がり、これからも広がっていく見込みです。お互いに情報を共有し、ときにはトライ&エラーを重ねながら、全員で前に進んでいます。

まだ完璧に仕上がった技術ではないため、その「ごくまれ」なケースに当たり、ご迷惑をおかけしてしまうこともあるかもしれません。そんなときこそネットワークを生かし、施工する仲間たちと知恵を出し合って、精一杯対応いたします。全員が本気で取り組んでいますので、温かく見守っていただければ幸いです。

もちろん、そうしたことが起こらないよう、日々学び、腕を磨き続けています。「依頼してみたい」と思っていただけたら、お気軽にお問い合わせください。

オートプラネット 篠塚

お問い合わせ・ご相談

株式会社オートプラネット(AdBlue NOx 診断ラボ)

ご相談の際は、車種・型式/メーター表示文言/走行可能距離表示の有無/故障コード(分かれば)をお伝えいただくとご案内がスムーズです。

故障で動かせないときは、引き取りに伺います

ご加入の自動車保険(任意保険)のロードサービスを使って、ご自宅や現地から当店までレッカーで搬送できます。遠方の方もご相談ください。

  • ご利用は無料
  • 等級に影響なし
  • 保険料に影響なし

こんな症状のときに

  • 警告灯・警告表示
  • エンジンがかからない
  • 変速できない・ショックが大きい
  • オイル漏れ・水漏れ
  • 異音・振動・焦げ臭い
  • いつもと何か違う

修理後の納車や、修理期間中のレンタカーも、保険の付帯サービスで使える場合があります。

内容はご加入の保険によって異なります。お手元に保険証券をご用意のうえ、必ず事前にご相談ください。

修理費用によっては、お乗り換えも選択肢です。故障したままの状態でも買取できます。
故障車・不動車の買取査定はこちら

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