東京都足立区の方からATF圧送交換のご依頼です。
走行距離は115000キロ。いままでATF交換をしたことが無いけれど、トラブル予防のためにもトルコン太郎で圧送交換をしてみたいとの事で入庫となりました。

古いオイルを排出。抜けきったと思ってもオイルパン内には残留していますので、こぼさないようオイルパンを外します。

外したストレーナーは真っ黒に汚れ多数の異物やスラッジが確認できます。今までしっかりと汚れをキャッチしてくれていました。
新品はこんな感じで、その差は一目瞭然。

できる限り汚れを洗い流してストレーナーを設置。

鉄粉吸着用マグネットはすでに飽和状態。ドロドロした鉄粉を取り除けば再使用可能です。
マグネットは元の位置へセットしてガスケットは新品に。

取付ボルトも交換して元通り組み直します。
専用のアタッチメントを使用してトルコン太郎と接続。
使用するのはペトロナスのATF700。昨今の多段式トランスミッションに最適なオイルです。
抜けた分のオイルを充填して圧送交換を始めます。

圧送交換の流れは一定量の交換後、自動的に10分間のクリーニングが始まります。
クリーニングが終わり、そしてまた圧送交換をします。これを繰り返しながら出来るだけ新油に近い状態になるように持っていきます。

どうでしょうか。かなりキレイになりましたね。全容量の9割は新油と入れ替えることができました。

油温を管理しながら油量調整。規定温度になったらオーバーフロープラグを緩めて流れ出てくるオイルが糸状になればOKです。

油量調整後、SOD1-Plusを総油量の7%を充填。このまま入れると油量が多すぎるので、事前に充填量分抜いています。

続いて追加依頼のワコーズRECSを施工して、すべての作業が完了です。
今回は特に不具合があったわけではありませんのであきらかなフィーリングの違いはありませんでした。
ですが変速時のつながりはスムーズになり、力強い加速も感じとれました。今後のトラブルを予防する意味も含めて、おクルマを大事にされている方にとっては、今回も良い事例となったのではないかと思います。
ご依頼ありがとうございました。
丁寧な整備を心がけておりますので、ひとつひとつの作業にどうしても時間がかかってしまいます。

急いで作業を行えばヒューマンエラーにもつながりますし、ミスを無くすためにもATF圧送交換作業の期間は、3日から1週間程度のお時間をいただいております。

どうぞご協力お願いいたします。

● 車の修理をしたいけど迷っている方
● どこのお店に依頼していいかわからない方
● 初めての問い合わせで迷っている方

経験豊富な整備士が適切なアドバイスをいたします、遠慮なさらずにお問い合わせください。

参考データ・作業内容

トヨタ ランドクルーザープラド (GRJ150)

<トルコン太郎ATF圧送交換一式他>

・ATオイルパンガスケット交換
・ATFストレーナー交換
・ATオイルパン固定ボルト交換
・ATF(ペトロナス ATF700)20L
・SOD1-Plus
・ワコーズRECS

国産車に限らず輸入車でも対応可能な車種は多々ございます。メルセデスベンツ、BMW、ポルシェなど幅広く対応していますので遠慮なさらずにお問い合わせください。

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※ご加入されている保険内容により変わりますので、
お手元に保険証券をご用意いただき、必ず事前にご相談ください。

この記事を書いている人

オートプラネット篠塚真介

オートプラネット篠塚真介

埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。