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ボルボV40のDCTフルード交換シンクロマックスとSOD-1Plus添加

東京都世田谷区S様よりDCTF交換のご依頼をいただきました。

お車はボルボV40、DCT車です。

DCT・DGSは各メーカーによって呼び方はさまさまで、ツーペダルクラッチ、デュアルクラッチと呼ばれるものです。

構造はマニュアル車(MT)でありますが、クラッチの操作や変速は自動的に行われるためは通常のATと何ら変わりません。

ですがDCTにまつわる不具合はネットで検索すればかなりの数がヒットしてきます。

今回ご依頼いただいた経緯は、発進時に1-2速に変速するタイミングで振動(ジャダー)があり、同乗者も感じるぐらいの大きさが気になり、今後の予防もかねて交換を希望されています。

【DCTF交換】ボルボV40 ロイヤルパープルにSOD-1Plusを添加

まずは試乗をして気になる症状を確認。リフトアップをして作業に入ります。

DCTフルードを抜き取ります。

ドレンは2ヶ所あります。

DCTFフィルターも交換。

えっ?こんなに真っ黒に汚れてフィルター自体もヨレヨレになるんですね。ちょっとビックリです。

フィルター単体での供給はなく、ハウジングごと交換になります。


今回使用するのはロイヤルパープルのシンクロマックス。

DCT車には評価が高く信頼性のあるフルードです。


こちらのお車の容量は約6.8リットル。

交換時期は1年または30000キロごと、となっております。

SOD-1Plusも添加。こちらは総油料に対して7%を添加いたします。

油温を合わせて油量調整をおこないます。

滴下状態になったらOKです。

走行テスト後、コンピュータ診断をして完了です。

交換前、気になっている症状が確認できましたが、交換後の走行テストでは、ほぼ解消されていました。

あとは、お客様によるコメントをいただきましたら、こちらに追記させていただきます。

<2020年9月7日追記>
お客様より交換後の報告をいただきました。
ここに原文のまま掲載いたします。

————–
車購入時に気になる症状は2つありました。

1) 発進時のジャダー
2) 坂道で5-60km前後でエンジン回転が上下する(ハンチング?)

2)は全く無くなりました!特に複数人数で乗った時に顕著に出ていたので、車に負荷がかかった時に出やすいのではと思いますが、その後500km近く走り、全くその症状は出ません。

一方1)についてはアクセルワークを工夫することによって殆どでない、または殆ど気にならない状態に改善されましたが、上り坂からの発進。こちらも主に多人数や急坂の場合に、アクセルワークを工夫しても「ダッダッダッ」とジャダーが出ます。でも通常の状態では全く出ないか、出ても1回軽く「ググっ」という感じで以前に比べると大幅改善です。

同乗者からも坂道発進以外は全く感じない、または感じても以前のように気になるものではなく、「言われたらそうだよね」ぐらいの感覚だそうです。

自分も始めてDCTの車に乗ったので(そもそもDCTという存在自体知りませんでした…)、もしかするとトルコンではなくDCTであれば現状が普通なのかも知れません。または70,000kmもミッションオイル交換無しで走っていたので多少何か不具合があるのかも知れません。

出来れば同じDCTのV40で乗り比べてみたいところですが、そうも行きませんし、そこまで確かめる気力もありません(笑)

余談ですが、アクセルに対するレスポンスや、ダイレクトにパワーが伝わる感じは気に入ってます。坂道も走っている時はきっちりクラッチが繋がっている感じがしてこれはこれでDCTも良いな、と思っています。

また何か機会がありましたらよろしくお願い致します。
————-

まだまだ改善の余地や症状を軽減する方法があると思いますし、少しでも多数の症状に対して的確に対処できるようになりたいと考えています。弊社の技術力向上のためにも有益な情報をありがとうございました。
似たような症状で悩んでいる方や気になっている方には有益な判断材料になると思います。

今後の予防も含めましてフルード交換をするのもオススメです。

参考データ・作業内容

ボルボ V40 (MB4164T)

DCTF交換一式

・DCTFフィルター交換
・ロイヤルパープル シンクロマックス
・SOD-1Plus添加

■ 今回のご請求額は、74,500 円(税込)となっております。

ご依頼ありがとうございました。
国産車に限らず輸入車でも対応可能な車種は多々ございます。メルセデスベンツ、BMW、ポルシェなど幅広く対応していますので遠慮なさらずにお問い合わせください。

この記事を書いている人

オートプラネット篠塚真介

オートプラネット篠塚真介

埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。

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コメント Comments

コメント一覧

  • まーさん がコメント

    2020年9月29日 1:31 AM

    こちらはトルコン太郎を使われないんですか?

    • オートプラネット篠塚 がコメント

      2020年9月29日 8:50 AM

      トルコン太郎を使用する方法もありますがDCTフルードは高価な為、今回はドレンアウトでの交換作業を行いました。このクルマはトランスミッションはマニュアルがベースとなっており、シフトチェンジをクルマ側が自動的に行うので、構造はマニュアルトランスミッションと同等です。使用されているオイルの交換もマニュアル車と同じように抜いてから入れるだけでも十分効果が見込めます。

  • KAZU がコメント

    2021年10月3日 11:40 PM

    当方もV60 24年式を所有いておりました。ジャダーが発生していてボルボ専門店でオイル交換、フィルター交換、SOD-1添加しましたが改善されず逆に頻繫にDCTセイノウテイカ発生、1速固定になり走行時にいきなり発生するため事故を起こしかねないとのことで廃車にしました。元のフォード社とゲトラグ製のDCTを搭載してます海外では訴訟問題に発展、保証延長になりましたがボルボは対応しないとのことです。

    • オートプラネット篠塚 がコメント

      2021年10月4日 6:53 AM

      DCTは不調を感じる前にフルードの交換をされるのが得策だと思います。また同時にDCTクラッチのキャリブレーションの実施はセットで行うことで、つながりがスムーズになり快適な走行ができます。弊社ではフルード交換時には必ずクラッチのキャリブレーションを行っております。メーカーはトラブルが多いことを認識しているはずですから、もう少し柔軟に対応してくれるといいですよね。

  • ミズ がコメント

    2022年7月16日 5:11 AM

    ホームページ拝見させていただきました。
    ボルボv60T42014年式のDCTですが、不具合の出る前で6万キロ走行くらいであれば、DCTオイル交換とSOD1プラスで不具合は高確率で発生しないのでしょうか。

    • オートプラネット篠塚 がコメント

      2022年7月16日 5:39 AM

      ご連絡ありがとうございます。
      そうですね、DCTはフルードの交換を怠ると、かなりの割合でエラーが発生したり、走行に支障が出たりする事例がございます。まだ6万キロという事もありますので早めにDCTF交換をすることで予防することができます。

      その際に圧送交換とキャリブレーションを同時に行えばさらに効果的です。下記の記事をご覧ください。
      https://www.auto-planet.biz/blog/business-diary/volvo-v60-2/

      ご不明な点がございましたら、遠慮なさらずに連絡をいただければ幸いです。

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