
走行距離は 192,800km。
丁寧に乗られてきたことが伝わる一台で、
「まだ乗り続けたい」とのご相談です。
車種:スバル レガシィ ツーリングワゴン BR9
・年式:平成22年式
・グレード:2.5GT Sパッケージ
・走行距離:192,800km
・ご依頼地域:千葉県 千葉市
お客様からの問い合わせ内容は以下の通りです。
追突されたような強烈なショックで、とても走れる状態ではない。
ディーラーではAT本体交換で80万以上と言われたため、もっと現実的な方法を探していたところブログを見た。
ただ、今回の症状は機械的な破損より 電気系部品の不良が疑わしいところです。
■ 症状確認と初期診断
■ 作業工程
ここからは実際の写真に沿って、作業の流れを紹介します。
● 1. ATF排出 → オイルパン脱着
まずはATFを排出します。


マグネットには大量の鉄粉が飽和状態で付着していました。

● 2. コントロールバルブボディ脱着
各ボルトを緩めコントロールバルブボディを取り外します。

● 3. バルブボディ分解洗浄
バルブボディに付着した鉄粉や汚れをを丁寧に洗浄します。

● 4. タービン回転センサー2(新品)に交換
不具合の原因となっていたタービン回転センサー2を新品に交換します。

● 5. 内部洗浄 → ATストレーナー交換 → 組み付け
ストレーナー(フィルター)も新しいものに交換します。


■ 学習リセット → 試運転チェック
ATFを規定量まで充填後、診断機でAT学習値のリセット を行います。


結果は――
3速→4速で発生していた強烈な変速ショックは完全に消失。
Dレンジへの切り替え時の微妙なショックも消え、かなり滑らかなシフトフィーリングが戻りました。
これで修理は完了となります。
急いで作業を行えばヒューマンエラーにもつながりますし、ミスを無くすためにも3日から1週間程度のお時間をいただいております。
● 初めての問い合わせで不安な方
● 車の修理をしたいけど迷っている方
● どこのお店に依頼していいかわからない方
参考データ・作業内容
レガシィツーリングワゴン (BR9)
施工時走行距離: 192,800 キロ
<スバル5AT変速ショック修理>
・ATオイルパン脱着
・コントロールバルブボディ脱着
・ATストレーナー交換(非売品)
・タービン回転センサー2(ハーネスSUBASSY)交換
・ATF 10L
故障トラブルでお困りの方へ
ご自宅・現地まで引き取りに伺います!!
当社で保険会社のロードサービスをご利用できるようになりました。
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・等級に影響なし
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・焦げ臭い
・変な音
・変な振動
・エンジンがかからない
・変速ができない
・変速ショックが大きい
・動かすことができない
・なにかいつもと違う
など…
お手元に保険証券をご用意いただき、必ず事前にご相談ください。
この記事を書いている人

オートプラネット篠塚真介
埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。

