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三菱ふそうローザ AdBlue複数警告|41万km超で撤廃プログラム施工【220D01/E1060C他】

三菱ふそうローザ AdBlue警告ラッシュ|41万km超で複数センサー故障→撤廃プログラムで解決

三菱ふそうローザ 外観
41万キロを超えたマイクロバス
走行41万kmを超えた三菱ふそうローザで、AdBlue関連の警告が複数点灯しました。診断機を接続して確認すると、表示されたのは10個以上のDTC(故障コード)。
プレッシャーセンサー、ヒーターエレメント、サプライポンプ、スイッチオーバーバルブ、充填レベルセンサー、温度センサー…。AdBlueシステムに関わる部品が、ほぼ一斉にエラーを出している状態でした。
ここまで複数の部品が同時に絡んでくると、部分的な修理では収まらず、ディーラーでの見積もりは軽く50万円を超えてきます。
しかも車両はすでに41万km超。一つ直しても、次は別の箇所がエラーを出す可能性が高く、「どこまで直せば終わりなのか」が見えない状況でした。
そこで今回は、部品交換を積み重ねていく方法ではなく、ECU書き換えによるAdBlue制御の撤廃という判断をしています。

入庫の経緯と症状

お客様からのご相談は以下の通りです。

– メーター内に複数の警告灯が点灯(アドブルー関連)
– ディーラーで診断を受けたところ、センサー類の大量交換を提案された
– 見積もりが高額で、車歴を考えると修理すべきか悩んでいる
– 何とか費用を抑えて使い続けたい

メーター警告灯点灯
アドブルー関連の警告灯が点灯中
三菱ふそうのマイクロバス「ローザ」は、送迎バスや観光バスとして活躍する働く車。走行距離413,724kmという数字が、この車両がどれだけ現場で頼りにされてきたかを物語っています。

診断結果:10個のDTCを検出

診断機を接続し、システムをスキャンすると以下の故障コードが検出されました。

BOSCH診断機画面
診断機で故障コードを読み取り

検出されたDTC(故障コード)

  • 220D01 (3362 1) AdBlueプレッシャーセンサー 信号電圧低すぎる
  • 5AF1E5 (520538 5) AdBlueヒーターエレメント 断線
  • 5AF1E1 (520538 1) コントロールユニット(AdBlueヒーターエレメント電源) 信号電圧低すぎる
  • 230D02 (3363 2) AdBlueリザーバーのヒーターエレメント 断線
  • 5BF1E5 (520539 5) AdBlueサプライポンプ 断線
  • 5CF1E5 (520540 5) AdBlueスイッチオーバーバルブ 断線
  • E1060C (1761 12) AdBlue充填レベルセンサー 異常
  • E1061F (1761 31) AdBlue充填レベルセンサー 異常
  • D70B00 (3031 0) AdBlue温度センサー 信号電圧高すぎる
  • D70B01 (3031 1) AdBlue温度センサー 信号電圧低すぎる
これだけ多くのエラーが同時に発生している場合、一つ一つ部品を交換していくのは現実的ではありません。仮にすべて交換しても、次はまた別のセンサーが壊れる…そんないたちごっこになる可能性が高いわけです。

原因:AdBlueシステムの経年劣化

三菱ふそうのAdBlueシステムは、NOx(窒素酸化物)を削減するために尿素水を噴射し、排ガスをクリーンにする仕組みです。ただ、このシステムは経年劣化に弱いという弱点があります。

なぜ複数の部品が同時に壊れるのか

  • 尿素水の凍結・結晶化:ヒーターが劣化すると、冬場に尿素水が凍結し配管を詰まらせます
  • センサーの精度低下:温度センサーやレベルセンサーは微細な電圧変化を検知するため、経年で誤検知が増えます
  • ポンプやバルブの摩耗:尿素水は腐食性があり、ポンプ内部のシールやバルブが劣化しやすい
40万キロを超える走行距離では、これらの部品がほぼ同時に寿命を迎えるのは珍しくありません。部品交換で一時的に直しても、また別の箇所が故障してしまうことも多々あります。

解決策:AdBlue撤廃プログラムによる根本対策

今回採用したのは、ECU(エンジンコントロールユニット)の書き換えによるAdBlue制御の無効化です。
ECU作業風景
診断機とECUを接続して専用プログラムで書き換え
ECUコネクタ接続
ECUコネクタに複数の配線を接続

作業内容

  1. 診断機でDTCを記録:修理前の状態を正確に把握
  2. ECUのバックアップ取得:万が一に備えて元のデータを保存
  3. AdBlue制御プログラムの無効化:尿素噴射制御をキャンセル
  4. DTCの消去と確認:すべてのエラーコードを削除し、再点灯しないか確認
この作業により、AdBlueシステムそのものがECU側で「存在しないもの」として認識されるため、センサーが壊れていても警告灯は点灯しなくなります。

作業後の結果:すべての警告灯が消灯

修理後のメーター
すべての警告灯が消灯して正常な状態に

プログラム書き換え後、エンジンを始動してメーターを確認すると、すべての警告灯が消灯。診断機で再スキャンしても、AdBlue関連のエラーは一切検出されません。

お客様からは「これで安心して使い続けられる」と、ホッとした表情を見せていただきました。

AdBlue撤廃について

  • 圧倒的な低コスト:部品交換に比べて費用は半分以下
  • 再発の心配ゼロ:センサー故障そのものが制御から除外される
  • 全国対応可能:車両持ち込みの他に郵送での対応も可能
現実的な運用を最優先に、お客様の状況に合わせた提案を行っています。高額修理で悩む前に、まずはご相談ください。

まとめ

三菱ふそうローザのAdBlue警告ラッシュは、ECU調整で解決しました。

ディーラーで「50万円以上の修理が必要」と言われても諦める必要はありません。現場で培った診断力と専門ツールを駆使した対策で、大切な車を低コストで復活させることができます。

対応車種

  • 三菱ふそう キャンター
  • 三菱ふそう ローザ

同様の症状でお困りの方は、カウントダウンがゼロになって不動になる前に、お早めにご相談ください。


ご依頼ありがとうございました。
今回の作業は部品の調達に時間がかかったり、チェックランプ点灯の裏に隠された重大エラーの事などを踏まえた作業となりますので、ご理解いただければ幸いです。
メルセデスベンツ以外でもBMWやフォルクスワーゲンなども対応可能な場合がありますので、NOxやアドブルーでお困りでしたらお問い合わせお待ちしております。
丁寧な整備を心がけておりますので、ひとつひとつの作業にどうしても時間がかかってしまいます。

急いで作業を行えばヒューマンエラーにもつながりますし、ミスを無くすためにも1~2週間程度のお時間をいただいております。

どうぞご協力お願いいたします。

● 初めての問い合わせで不安な方
● 車の修理をしたいけど迷っている方
● どこのお店に依頼していいかわからない方

経験豊富な整備士が適切なアドバイスをいたします、遠慮なさらずにお問い合わせください。

重要な補足説明

毎回お伝えしていますが、この作業は「修理」とは言えないと考えています。

NOx・AdBlueの部品は、どちらも高額なうえに欠品していることが多く、「直したくても直せない」状態でお困りの方を数多くお見受けします。そこで、プログラムを少し“調整”したり、部品が入荷するまで動かせないお車に限って、一部の機能だけを一時的に“撤廃”したりして、お車を使えるようにするのがこの作業です。

エンジンチェックランプが点いている原因がわかっていても、NOxやAdBlueの警告で点灯し続けている状態では、まったく別の重大なトラブルが起きても、ドライバーさんは気づくことができません。

そこで、過敏に反応する設定になっている“閾値(いきち)”に少しだけ幅を持たせ、チェックランプの点灯を一時的に抑えます。本当に重大なトラブルが起きたときに早く気づけるよう、チェックランプ本来の「お知らせ」の役割を取り戻すための作業です。

部品が欠品・納期未定で車が動かせない(スターターロックが作動してエンジンがかからない)ときなどに、部品が届くまでの一時的な緊急対策として行うものです。部品が入荷したら、元のプログラムに戻して部品を交換することをおすすめしています。ご依頼の際は、この点をご理解ください。

この技術は、まだ発展途上です

ほとんどのお車で成功していますが、ごくまれに、エラーが消えない、スターターロックが再び作動するといったことが起こる可能性は、ゼロではありません。

この作業ができるネットワークは、今では10社まで広がり、これからも広がっていく見込みです。お互いに情報を共有し、ときにはトライ&エラーを重ねながら、全員で前に進んでいます。

まだ完璧に仕上がった技術ではないため、その「ごくまれ」なケースに当たり、ご迷惑をおかけしてしまうこともあるかもしれません。そんなときこそネットワークを生かし、施工する仲間たちと知恵を出し合って、精一杯対応いたします。全員が本気で取り組んでいますので、温かく見守っていただければ幸いです。

もちろん、そうしたことが起こらないよう、日々学び、腕を磨き続けています。「依頼してみたい」と思っていただけたら、お気軽にお問い合わせください。

オートプラネット 篠塚

AdBlueの警告でお困りの方へ

「あと数百キロでエンジンがかからなくなる」という警告。その不安を抱えたまま運転するのは、とてもストレスがかかるものです。

ディーラーさんでの高額修理に悩んでいる方も、まずは一度ご相談ください。

お電話でのご相談:0480-47-0739

(受付時間 火~土 9:00~17:00)

メールでの見積もり依頼 >

遠方の方でも、コンピューター(ECU)をお送りいただければ施工可能です。本来の落ち着いた状態で安心して乗れるよう、状況に合わせてアドバイスいたします。

故障で動かせないときは、引き取りに伺います

ご加入の自動車保険(任意保険)のロードサービスを使って、ご自宅や現地から当店までレッカーで搬送できます。遠方の方もご相談ください。

  • ご利用は無料
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こんな症状のときに

  • 警告灯・警告表示
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修理後の納車や、修理期間中のレンタカーも、保険の付帯サービスで使える場合があります。

内容はご加入の保険によって異なります。お手元に保険証券をご用意のうえ、必ず事前にご相談ください。

修理費用によっては、お乗り換えも選択肢です。故障したままの状態でも買取できます。
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