皆様こんにちは。オートプラネット松永です。

ここ最近、ようやく暑さが少しずつですが和らいできた感じがしますね。朝・夕方は過ごしやすい気温になり就寝時も寝やすくなりました。

ただ日中は30℃を越える日もあるので十分注意しましょう。

さて本日は東京都練馬区からお越しいただきましたA様のクラウンのメンテナンスをいたします。

トルコン太郎でのATF交換をご依頼受けましたので、その様子をご覧ください。

今回の車両はこちらです。

このモデルのクラウンは必ずといってもいいほど、ダッシュボードのひび割れが見受けられるのですが、A様のクラウンはダッシュボードのひび割れも無ければ、ボディーやヘッドライトも綺麗で大事に乗られていることが、伝わって来る車両です。

さて今回は、ATF交換に加えオイルパン脱着・清掃、オイルストレーナーも交換します。

右側にあるのがオイルパンのガスケット、左側はストレーナーとOリングです。

それでは、早速作業していきましょう。

まずはオイルパン外す為に中のオイルを抜きます。

ちょっと覗いてみました。黒く汚れているのが分かりますね。

抜き終わりましたら、、、

オイルパンを外していきます。見るからに機構が難しそうな物体とご対面です。

この部分にはオイルが通っていてオートマチックが変速する時、油路を切り替える部分になります。

絶えずオイルが循環していますのでオイル中の不純物が少なからず発生します。

その為、不純物を取り除く黒いフィルターが装着されていて濾過をしています。

もちろんフィルターも交換しますよ。

左側が新品です。いかに汚れているかが一目瞭然です。

オイルパンも綺麗にしなくてはいけませんね。

この3つの黒い物体は磁石でオートマチックが作動する時にギヤ同士が擦れた際に多少の鉄粉が出てきてしまいます。

その鉄粉がオイルで循環しないように磁石によって腰取られるようになっています。

オイルパンも磁石も綺麗になったので組み付けていきます。

それから、いよいよトルコン太郎でATFを圧送交換していきます。

ここは毎回同じですね。専用の自作アタッチメントを取り付けてホースを繋げていきます。

最近はアタッチメントが無いと圧送式交換が出来ない車両がかなり増えてきています。ですがトランスミッションをよく観察すれば結構簡単にアタッチメントを製作することができます、それほど難しくはありません。

では圧送交換していきます。最初は10リットルでやってみます。

黒いの一言に尽きます。ここから、どのくらい綺麗になるか見てみましょう。

10リットル交換終わりました。多少黒さが残っています。

やはり今までの経験上、20リットル使用しないと納得いく綺麗さにはならないって事ですね。

も10リットル追加で交換します。

合計20リットル使用しクリーナーモードで20分アイドリングした状態です。

真ん中のクリーニングフィルターが透き通って見えますので納得いく綺麗さになりました。もちろんお客様にご了承頂いてから作業していますよ。

最後はATFの油温を見ながら油量のチェックをして完了です。

A様、その後のご感想を頂ければ幸いですので宜しくお願い致します。またの来店お待ちしています。

今回も20リットル使用しましたが、車によってオイルの汚れや状態は異なりますので、まず始めに10リットルから作業するように心掛けています。

東京都練馬区 Aさま、今回はどうもありがとうございました。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

参考データ

トヨタ クラウン(GRS180)
走行75000キロ
ストレーナー交換
オイルパン脱着清掃
ATF20リットル

■ 今回のご請求額は、71,460円(税込)となっております。

国産車に限らず輸入車でも対応可能な車種は多々ございます。メルセデスベンツ、BMW、ポルシェなど幅広く対応していますので遠慮なさらずにお問い合わせください。